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2月26日
国政に関わる仕事が私にとっての最優先であることは言うまでもありませんが、日常の活動のなかで、地域の課題にも沢山接し、それに対してもできうる限りの対応を行っています。
今回は、年明け以降、最も多くのご要望を頂いた「真鶴道路・根府川交差点付近の渋滞問題」についてご報告します。解決までにはまだ遠い状況ですが、まずは、事実関係を少しでもご報告できればと以下記載する次第です。
1.真鶴道路(国道135号)について
真鶴道路(国道135号)は、小田原市、真鶴町、湯河原町に暮らす皆さんにとって重要な生活道路であるだけでなく、防災、産業、観光、流通など地域の要となる道路でもあります。伊豆方面への観光道路でもあり、週末や連休、夏季など、もともと頻繁に渋滞が多発する道路であることはご存知のとおりです。なお、真鶴道路(R135号)は、国道ではありますが、国が管理する直轄国道とは違い神奈川県が管理しています。
2.経緯
根府川合流部の改良事業は、平成13年5月に小田原市が県へ提出した要望書がきっかけとなり始まりました。平成14年4月、神奈川県によって事業が着手され現況調査、測量・設計などを実施し、併せて県警本部との協議が行われました。
地元自治会へは、信号交差点とすること、県道と市道との相互交通は国道に合流しなくても行き来ができるようになること、抜け道利用を防ぐため国道から市道への進入を物理的に不可能とすること、などが説明されました。
その後、平成20年3月に工事が始まり、平成27年1月14日に交通切り替えとなり、現在に至っています。
平成13年5月 小田原市から県へ「一般国道135号改良事業の要望書」を提出
平成14年4月 神奈川県が事業着手
平成15年5月 県と県警本部との協議(第1回)
平成15年9月 県と県警本部との協議(第2回)
平成17年10月 県と県警本部との協議(第3回)
平成18年02月 県と県警本部との協議(第4回)
平成18年4月 県と県警本部との協議(第5回)
平成18年5月 米神、石橋、江之浦、根府川自治会への説明会
平成18年5月 石橋自治会、江之浦自治会、米神自治会への説明会
平成18年6 月 根府川自治会への説明会
平成20年3月 工事着手
平成27年1月14日 根府川合流部の交通切り替え開始
3.対応
根府川合流部の交通切り替え開始直後より信号に起因する渋滞が頻発し、悲鳴に近い多数のご意見を頂くようになりました。昨年末より懸念していましたが、「やはり」という思いを強め、この間できうる限りの対応を続けてきました。直接の所管である神奈川県(道路整備課、小田原土木事務所)はもとより、神奈川県警察(小田原署)、国土交通省(道路局、横浜国道事務所)等に対し、直接経緯の確認や対応要請を実施してきたところです。
1月30日 県小田原土木センターからのヒアリング
2月4日 小田原警察署からのヒアリングと要請
2月9日 国土交通省道路局への要請
2月16日 黒川副知事への要請
2月16日 国土交通省横浜国道事務所への要請
2月17日 県道路整備課からのヒアリングと要請
問題意識は共有して頂き、担当各所管での対応検討は真剣に行われています。県や警察に対しても多くのご意見が寄せられているとのことで、交通量調査などが行われ、3回にわたる青信号時間の調整が実施されました。直近では、先週末にも週末の渋滞状況について調査が行われているはずです。
1月15日 国道135号(上り)朝7~9時の渋滞長調査実施
1月20日 県警による信号サイクルの変更実施(1回目)
(国道の青時間67秒→79秒など)
1月23日 交通量調査、国道135号(上り)7~19時の渋滞長調査実施
1月25日 交通量調査、国道135号(上り)7~19時の渋滞長調査実施
1月30日 県警による信号サイクルの変更実施(2回目)
(平日(朝・夕)及び休日の国道の青時間79秒→99秒など)
2月2日 国道135号(上り)朝7~9時の渋滞長調査実施
2月10日 国道135号(上り・下り)及び県道の10~17時の渋滞長調査実施
2月17日 県警による信号サイクルの変更実施(3回目)
(平日昼間の青時間84秒→99秒など)
4.今後について
1月以来、3月の梅や桜の混雑シーズン前までに早期の改善をと要請を続けています。数度の信号変更にて、一定の改善効果はあったものの、特に週末を中心に上下とも大幅な渋滞延長が依然として続いており、現状をみて許容範囲内に改善されたとは考えられません。
信号が設置されたことにより、安全性は確かに向上しました。しかし、信号に起因する渋滞の頻発は地域経済を大きく阻害するだけでなく、一分一秒を争う救急・災害時に重大な影響があることが想定されます。
根本的には交差点の構造そのものを再度見直すことだと考えますが、それを決定したとしても完成までには相当な年月を要します。悠長な状況でなく、一方、当面できることは信号および交差点付近の運用改善等の手段に限定される可能性があり、危機感を持っています。
いずれにしても、最優先は頻発する渋滞の「スピーディーな」緩和です。改善に至るまで要請を続けていきますが、特に地元の皆さまにおかれては、引き続きお知恵をお貸し頂けますよう、よろしくお願い致します。
なお、2月27日付のタウンニュース(下郡版)に、この文書の概要を掲載しておりますので、併せてご確認頂ければ幸いです。
神奈川17区 神山洋介